【Scratch迷路ゲームの作り方③】背景スクロール型|ワープポイントの作成とワープ方法

ゲーム「MAZEからの脱出」ワープポイントの作成画像 Scratchゲームの作り方
ワープポイントの作成画像

🔍この記事では、Scratch迷路ゲーム「MAZEからの脱出」のように プレイヤーを画面中央に固定し、背景(迷路)を動かして進める仕組み の作り方を解説します。

✅前回の記事【キャラクターアニメーションとゴール判定】はこちら👇

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ワープポイントを作成する

新しいスプライトを追加

  • 通路に収まるサイズの「」を描く
  • 塗りつぶしグラデーションを使い、ワープポイントらしくデザイン
  • 迷路を動かしながら、配置する座標を微調整
scratch迷路 ワープポイントを作成してステージに配置した画像

変数「ワープポイント」を作成

  • ワープ前の場所や座標を管理するために作成
  • 値によって移動先を条件分岐させる
  • ゲーム開始時に変数を初期化するコードを追加

ワープポイントのコード

  • 迷路のX,Y座標を基準にワープ先を設定
  • もしワープポイント=○○でないなら」など、ワープの連鎖を止める処理を追加
  • ピクセル化やフェード演出を組み合わせ、ワープ時にスムーズな切り替えに
  • 新しいメッセージ「ワープ」を作成して、ワープ処理専用に管理
scratch迷路 ワープポイントのコード(指定座標で表示、画像効果後にメッセージ送信)画像

ワープポイントの管理ポイント

  • 複数のワープを設定すると管理が複雑になるため、変数名表示場所をメモしておく
  • 同色の①と②で行き来できるように設定すると迷路攻略の難易度を調整可能
  • 数回ワープしないとゴールに到達できないようにすることで、ゲームのやりこみ要素を追加
scratch迷路 迷路全体像とワープポイントのメモ画像

ワープ時の処理を作成

  • 迷路スプライトのコードにワープ処理を追加
  • 「ワープ」メッセージを受け取った時、変数「ワープポイント」の値で処理を分岐
  • 迷路を指定の座標に移動
scratch迷路 迷路スプライトにワープ時の処理を追記(それぞれの座標に変更)した画像

🏴動作確認チェック

ワープ機能を実装したら、必ず以下のポイントを確認しましょう。

  • プレイヤーがワープポイントに触れると反応するか
  • 指定した座標に正しくワープされるか
  • ワープ先で通路をまたいでしまい、プレイヤーが動けなくならないか

やりこみ要素の追加

  • ワープを組み合わせて迷路のルートを複雑化させることで、プレイヤーが考えながら進むゲームに
  • ゴール時にクリアタイムの表示や、時間によって演出を変化させる
  • スタンプラリーを組み込むことで、迷路を攻略する楽しみを増やせる

✅スタンプラリーの作成方法はこちら👇

🧩 ”ダンジョン風”迷路との比較

今回紹介した「背景スクロール型迷路」と、以前の「ダンジョン風迷路」を比較してみました。

工程プレイヤーを動かす
(ダンジョン風)
背景を動かす
(スクロール型)
作成のしやすさ
背景(迷路)を複数作成する必要があり大変
★★★
外部サイト「Maze Generator」を使えば簡単
ゲームの難易度設定★★★
簡単~難しいゲームまでカスタマイズ可能
★★
外枠やワープ等を使わないと簡単な迷路になってしまう
編集のしやすさ★★★
すべてScratchで作成できるため編集が簡単

迷路サイズ変更には画像のアップロードが必要

👉 どちらにもメリット・デメリットがあるので、作りたいゲームの方向性に合わせて選んでください。

✅「ダンジョン風」迷路シリーズはこちらから👇

まとめ

今回は、Scratch迷路ゲームにおけるワープポイントの作成方法ワープ処理の実装方法を解説しました。

  • スプライト作成と変数管理でワープを制御
  • ワープ時のフェード演出でゲームに臨場感を追加
  • ダンジョン風迷路との比較

今回で「背景スクロール型迷路」の解説は終了です。

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