🔍この記事では、Scratch迷路ゲーム「MAZEからの脱出」のように プレイヤーを画面中央に固定し、背景(迷路)を動かして進める仕組み の作り方を解説します。
✅前回の記事【キャラクターアニメーションとゴール判定】はこちら👇
Contents
ワープポイントを作成する
新しいスプライトを追加
- 通路に収まるサイズの「円」を描く
- 塗りつぶしやグラデーションを使い、ワープポイントらしくデザイン
- 迷路を動かしながら、配置する座標を微調整

変数「ワープポイント」を作成
- ワープ前の場所や座標を管理するために作成
- 値によって移動先を条件分岐させる
- ゲーム開始時に変数を初期化するコードを追加
ワープポイントのコード
- 迷路のX,Y座標を基準にワープ先を設定
- 「もしワープポイント=○○でないなら」など、ワープの連鎖を止める処理を追加
- ピクセル化やフェード演出を組み合わせ、ワープ時にスムーズな切り替えに
- 新しいメッセージ「ワープ」を作成して、ワープ処理専用に管理

ワープポイントの管理ポイント
- 複数のワープを設定すると管理が複雑になるため、変数名や表示場所をメモしておく
- 同色の①と②で行き来できるように設定すると迷路攻略の難易度を調整可能
- 数回ワープしないとゴールに到達できないようにすることで、ゲームのやりこみ要素を追加

ワープ時の処理を作成
- 迷路スプライトのコードにワープ処理を追加
- 「ワープ」メッセージを受け取った時、変数「ワープポイント」の値で処理を分岐
- 迷路を指定の座標に移動

🏴動作確認チェック
ワープ機能を実装したら、必ず以下のポイントを確認しましょう。
- プレイヤーがワープポイントに触れると反応するか
- 指定した座標に正しくワープされるか
- ワープ先で通路をまたいでしまい、プレイヤーが動けなくならないか
やりこみ要素の追加
- ワープを組み合わせて迷路のルートを複雑化させることで、プレイヤーが考えながら進むゲームに
- ゴール時にクリアタイムの表示や、時間によって演出を変化させる
- スタンプラリーを組み込むことで、迷路を攻略する楽しみを増やせる
✅スタンプラリーの作成方法はこちら👇
🧩 ”ダンジョン風”迷路との比較
今回紹介した「背景スクロール型迷路」と、以前の「ダンジョン風迷路」を比較してみました。
| 工程 | プレイヤーを動かす (ダンジョン風) | 背景を動かす (スクロール型) |
| 作成のしやすさ | ★ 背景(迷路)を複数作成する必要があり大変 | ★★★ 外部サイト「Maze Generator」を使えば簡単 |
| ゲームの難易度設定 | ★★★ 簡単~難しいゲームまでカスタマイズ可能 | ★★ 外枠やワープ等を使わないと簡単な迷路になってしまう |
| 編集のしやすさ | ★★★ すべてScratchで作成できるため編集が簡単 | ★ 迷路サイズ変更には画像のアップロードが必要 |
👉 どちらにもメリット・デメリットがあるので、作りたいゲームの方向性に合わせて選んでください。
✅「ダンジョン風」迷路シリーズはこちらから👇
まとめ
今回は、Scratch迷路ゲームにおけるワープポイントの作成方法とワープ処理の実装方法を解説しました。
- スプライト作成と変数管理でワープを制御
- ワープ時のフェード演出でゲームに臨場感を追加
- ダンジョン風迷路との比較
今回で「背景スクロール型迷路」の解説は終了です。
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